2023/07/24
滋賀県というと、反射的に琵琶湖を思い出す人が多いのは事実です。もちろん、日本最大の湖である琵琶湖は、同県にとってはシンボル的な存在であることは間違いありません。ただ、それ以外にも、滋賀には際立った特色が幾つもあります。まず、県民が非常に若いということです。
平均年齢は43.1歳と、全国3位の若さを誇っています。さらに、15歳未満の占めている総人口の中での割合は14.6%と、これは全国2位の高さです。また、人口1000当たりの出生率は9.1で、全国2位です。なお、これらはいずれも平成26年時点の調査です。
次に、魅力的な仕事が多いことも高い評価が与えられているところです。平成24年度調査で、第2次産業の占める割合は県内総生産のうち40.9%で、これは全国でトップです。つまり、滋賀県は全国でも名だたる内陸工業県としての位置づけにあるということを物語っています。ちなみに、平成25年調査で、製造業での従業者ひとり当たりの現金給与総額は481万円にのぼり、これは全国3位となっています。
ほかにも、貯蓄額の高い点も滋賀県の目だった特徴と言えましょう。平成21年調査では、勤労者世帯1世帯当たり貯蓄が16、025千円で、全国第一位です。また、人口比での百貨店やスーパー、大型小売店の数の多さを見ていますと、大変に暮らしやすい環境にあることがみてとれます。このように生活しやすい地域だからこそ、注文住宅を建ててそこに住もうとする人も多いのは、極めて自然なことなのでしょう。
山林が多いという県の地理的特性を活かして、自然木を建築材として利用した注文住宅の事例が多いのも、滋賀県ならではの現象です。また、交通アクセスの良さもありますので、県内に注文住宅を建築する傾向は今後も高まっていくことでしょう。